PCゲーム音楽の歴史を読んで2

追加で書こうと思ってたけど時間無くて。

前回の終わりから即Win95につながるわけでは無く、もうちょっと混沌とした期間がある。あった。と思う。多分。

CD-DAを使えばゲーム作曲者の伝えたい・思う音楽がそのままお手元に!ってのに行く前に、値段の強烈な1ステップがある。それはMIDIの時代。

MIDIはご存じのデスクトップミュージックな本格的な音源。安くても5万とかするような音源なんだけど、X68kのゲーム界では、それが流行ってしまった。他機種ならサウンドボードのはずだったのに。火を着けたのはやっぱりZOOMでしょうか?Genocideとか。で、システムサコムがソフトとハードも供給と、互換のMIDI拡張ボードを出しながら、MIDI対応のゲームも出してくるという合わせ技。で、この後はコナミMIDI-POWERって感じで、グラディウスIIとか出してくる。悪魔城ドラキュラでは、MIDI音源も色々あるからって、MT-32用とか、SC・・・なんだっけ?もう忘れた。まぁそんな感じで複数音源対応でタイトル出してくる豪華な時代。というかゲームミュージック好きには涙目なお金かかる時代よ。CDでだけ聞いて満足なら良いけど、BGMとしてプレイするには金のかかる時代でした。

で、この時期、他機種で、みゅーじ朗とかみゅーじ君とかそんな感じで、MIDI音源シーケンサと合わせたパッケージが発売されてた時期とも重なってたと思う。ゲーム用ってわけでなく、MIDIが流行った時期と重なったせいかなぁ・・・と思う。多分。

CD-DAを使うPCの有名どころは、FM-TOWNSかと。良いFM音源載せてたと思うけど、FM-TOWNSのゲームはたいていCD-DAだったんじゃないかなぁ。DATA WESTなんかが良い音楽のゲームだしてた。サントラも出てたよ。

じゃあFM-TOWNSだけだったか?と言うとそうでも無くて、PC-8801MCってのもある。でもコレは確かPCエンジンCD-ROM2が共通規格で後付する・・・タイプだったような気が。で、面白かったのは、ゲーム中、CD-DAの曲を鳴らすんだけど、そのころはゲームミュージックのCDが良く発売されてた時期。アレンジサントラもあったんで、確かドラスレの英雄伝説あたりが、アレンジのCDと入れ替えてゲームがプレイできるよう、トラック順を合わせて出していたような・・・。

ここの間にも、AMIGAとかがあるはずだが、AMIGAはゲーム2つしかやったことない。横スクロールのトラップがキツイアクションと、フライトシミュレータだけ。

今だとWindowsマシンと言うんだろうけど、DOS/Vと言うかIBM/PC互換機と呼ばれた時代で、サウンドカードの規格の戦いが在った時期も。Sound BlasterとかYAMAHAとかAurealとか各々ボードで鳴る音色がバラバラだった気が。この辺りは淘汰されて、Sound Blasterデファクトになった感じだし、コントロールDirectXで握られたから、今は結構統一された感があるけど。

そんな時期だから、ゲーム会社も「鳴る音違うじゃん。じゃあ効果音はサンプリングで、BGMは(サンプリングするほどメモリ無いので)CD-DAにしようよ」ってなったんじゃないかなぁと思う次第。CPUが386とか486とかそんな感じのあたりで。

実際メモリは大変な時代。皆さんご存じアーケードの「サイコソルジャー」。歌うの1面だけですし。全面で歌うメモリ無いですよ。

で、CD-DAだと音楽が70分くらいしか入らない。MP3とかの圧縮技術が進んだんで、ゲームへの音楽に採用され始めたのが、いつ頃でしょうか?ずいぶん最近かと思うよ。おっさんに取ってはごく最近。

Win95へ繋がるにはこんな感じでしょうか?