読んだ本

翼の帰る処:その場所で起こった出来事を視ることが出来る主人公が過去を覗いてわがまま姫さまに振り回されながら病弱な体が悪化したりする話。なんか、上巻と下巻のつながりが悪いというか、面白かった・・・んだけど、なんだかスゴイ急いで終わらせた感が。下巻のスタートが健康状態悪いから療養しに行ったらその先で事件で更に健康状態悪化!ってその療養先決めたの姫さまじゃん!って言う、そのところに行くのを決定するのも結構唐突で事件の巻き込まれっぷりも唐突に感じられて。

あと、書いてるのが女性と思うんだけど、なんかその女性作家っぽい展開が。野郎だと「好きだ!」とか「俺、あいつのこと好きかも」とか、超分かりやすい展開というか大抵露骨に書いてあるんですが、女性作家だと「あたしのことを『好きって告白しなさい!』オーラ」が、どこにも文章には現れてないんですが行間に詰まっていると言うか。感じませんか?

ハーモニー:近未来は体内に健康状態管理のマシンを埋め込む超管理社会。そんな社会に嫌気がさした主人公含む女子高生3人は自殺を試みるが2人が生き残りその後起こる事件の背後に死んだ友人の姿が・・・。って感じなんだが、途中までは本当に虐殺器官の人ですか違うんじゃないんですかと思いましたが、カプレーゼ喰ってる際での事件スタートで確かにその作者と思いましたよ。