風よ。龍に届いているか

GEBの書籍購入したところ、ハードカバーの本を読む心構えが出来たので、今まで積んで放置していたタイトルのそれを手に取り、読み始める。
止めるところが分からずに一気に読む。


まさしくウィザードリィの小説だ。
暗く狭い迷宮を進み、扉を蹴破り、敵と対峙する。
目の前の敵に対する最適な戦い方を選択する。
それはその場の戦いだけではなく、次の戦いを予想し、今死なない・次も死なない答えを選択し、確実に実行する。
それを次の戦いがあれば死ぬかもしれないと感じるまで繰り返す。


戦いの連続だ。


ここでのキャラクター達は全てマスターだ。身につけた技と術で敵に倒される前に敵を倒していく。殺さなければ殺される。当たり前の事を確実に行っていく。迷宮の入り口で戸惑うようなnewbieでは無い。彼らは熟達者なのだから。


しかし、世界の滅びと対峙したときは?


中身など全然紹介せず、感想でもなく、感じたことを書いて放置する。
久々に、本当に、面白い小説読んだ。それだけなんだ。
この小説では短編の「不死王」が下巻の頭にあるんだけど、上巻を読み終わった直後は、次が気になって気になって仕方ないので、そこはスキップした。すぐ読むとなんかもったいないので、取っておく。